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「夢一夜」公演初日感想2 [公演感想]

【感想】(ネタバレあります)
「夢一夜」のお芝居を観てから数日経ちますが、やさしい気持ちになれてます。最近忙しすぎて毎日ぐったりって感じで、イライラすることもあったけど、お芝居の観てリセットされて、元気になれました。

このお芝居の中で、とびきり優しい人はバービー(横堀悦夫)。人の気持ちに寄り添うことができる人。ジャッキー(加藤健一)が昔、アーミッシュの村でとても惨めな体験をしたことを知った後、「私はもっと惨めなことを知ってるわ」ってジャッキーに話すのが心に残っています。
バービーはスタイルが良くて、どんな派手な服も似合ってました。「派手好み」を仲間から批判されても貫きとおすところがいいな~って思います。

レベッカ(吉田芽吹)は、ジョアン(加藤忍)にアドバイスされて、自分の本当の気持ちを意識していくんだけど、純粋で思い遣りや強さがあって、素敵な大人の女性になっていくんだろうな~って感じました。女装のジャッキーから男装のジェイクに変わった時に、「ジャッキーの方がやさしかった」ってぽつりというのもよかったな。私もそのとおりって思ってました。

ピーター(速水映人)はアーミッシュを離れるのかな?って想像してたけど、そうでもない展開でほっとしました。ピーターやレベッカをみていると、アーミッシュも変化していくんだろうなぁって思います。

ジョアン(加藤忍)は、お芝居を観る前の想像と全くちがった人でした。服装も働きやすさ重視って感じで構わない。「パンストをできるだけ履きたくない」って言ったりして、共感する台詞が多かったです。レベッカに「自分の心の声を聞いてみて」とアドバイスするシーンはすごく良かったです。

エイモス(新井康弘)は偶然、モーテルで再会した弟との出逢いは、「神の思し召し」だと最初から言うけれど、観た後で、本当にそうだって思いました。この夜にエイモスもジャッキーも心の奥底にしまっていたことを出すことができて、お互いが少しずつわかりあえるかもしれない・・・って可能性が見えて良かったです。

書き留めておきたいことはまだまだありますが、それは千秋楽が終わったら書きたいと思ってます。

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「夢一夜」公演初日感想 [公演感想]

夢一夜3.jpg

加藤健一事務所公演vol.100
「夢一夜」
作:カトリーヌ・フィユー
訳:常田景子
演出:堤泰之
CAST:加藤健一 横堀悦夫(青年座) 加藤忍 速水映人 吉田芽吹  新井康弘

【あらすじ】
ニューヨーク州バッファローのモーテル。ある日の午後、史上最悪の吹雪の中を「ミス・バッファロー・コンテスト」出場のためにトランスベスタイト(異性装)の男達が、どやどやとロビーに雪崩れ込んで来た。と同時に、電気を使わず質素な生活を送る宗教集団アーミッシュの人々も、雪で足止めを食らい一夜の宿を求めて押し寄せて来た。突然の停電に見舞われ、管理人のジョアン(加藤忍)は客室の案内と停電の対応に追われている。その一室。女装をしたジャッキー(加藤健一)とバービー(横堀悦夫)は、翌日のコンテストに向けてダンスの練習に余念がない。隣の部屋にはアーミッシュの父娘が案内されて来るが、厳格な父エイモス(新井康弘)と娘のレベッカ(吉田芽吹)の間には、わだかまりがある様子。ひょんな事からジャッキー達の部屋を訪れたレベッカと交流するうちに、ジャッキーは彼女の父親がエイモスだと気付き酷く取り乱す。
―――それぞれの過去と未来、生き方を見つめ直す夜が明け、レベッカの友人ピーター(速水映人)も合流し、新たな展開を迎える。(加藤健一事務所HPより)

【感想】
加藤健一事務所公演「夢一夜」を紀伊國屋サザンシアターで観てきました!
主張が激しくて、キツイ感じのお芝居かな?って想像してたんですが、押しつけがましさがなくて、すーっとお芝居の世界に入っていけました。それと、とってもやさしさが溢れているお芝居で、観たあとに癒されてるって感じます。心に残る台詞も多く、出演者の方々の演技も素晴らしいので、席が空いてるのは勿体ないな~って思いました。少しでも興味のある方はぜひ劇場で観てほしいです。チケット予約はこちら

以下、ネタバレあります。

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「喝采」千葉千秋楽公演感想 [公演感想]

喝采・千葉公演.png

【感想】(ネタバレあります)
加藤健一事務所公演「喝采」の千葉公演を佐倉市民音楽ホールで観てきました。佐倉に行くのははじめてで、電車からの風景も新鮮でした。京成臼井駅を降りると、劇場に向われてるんだな~という方々がいらしたので、ついていきました(笑)
チケットは完売で、開場を待っている人たちがいっぱい。こういう空間は好きだな~
兵庫公演から約1週間、今日はどんなことを感じるのかな?って思う気持ちと、その感じたことを忘れないようにしたいって思いながら観てました。
フランク(加藤健一)がジョージー(竹下景子)を愛しているのがとても伝わってきて、ラスト近くの二人のキスシーンはじーんときました。とても良かったです。
このお芝居は、サスペンスぽっくって(音楽もそんな感じで)、1幕は誰が本当のことを言ってるのわからない。それが2幕になると、真実が明らかになってくる・・・ フランクはバーニー(山路和弘)に嘘がばれそうになるところは、まるで追い詰められた犯人のようでした。窮地に追い込まれたフランクが、バーニーに「もう一度だけチャンスをくれ」と頼むところは、フランクの役者魂が叫んでる感じがして、大好きなシーンです。
フランクは役者になるために生まれてきたような人で、良いところも悪いところも、役者としてはプラスになってるって感じます。「ジョージーが芝居にやきもちを妬いてる」ってフランクがバーニーに話しますが、それはあるかもしれないって思います。バーニーの奥さんは芝居に嫉妬していたそうなので、彼はフランクの言葉にリアリティを感じたのかも・・・
フランクは、他人にダメなところを少しは見せられるようになったり、ジョージーは女性としての自信を持てたり、バーニーは女性の見方が変わったり・・・ と少しずついい方向に変化していくので、観終わった後とてもいい気持ちになれます。
こんなに面白くて素敵な舞台を創ってくださったキャストとスタッフの皆様、本当にありがとうございます。
何回観ても飽きなくて、とても楽しかったです。
そしてぜひ再演してほしいです。何年か後にまた観たいです。

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「喝采」兵庫公演感想 [公演感想]

【感想】(ネタバレあります)
台風が近づいていたので、早めに劇場近くに着いて友人とお茶した後、兵庫県立芸術文化センターに向かいました。
席は10列目あたりの上手の方だったので、今までとはちがう角度で見えて新鮮でした。楽屋のドアの後ろにあるモップが初めて見えました。
このお芝居は場面がどんどん変わっていくんだけど、その転換の仕方が面白いです。装置を移動させるスタッフの方が舞台監督のラリー(林次樹)と同じ帽子をかぶっているので、舞台裏を見てるような気がして違和感がなかったです。
冒頭のシーンは古い映画のワンシーンのよう。クック(大和田伸也)が第一声が低温の素敵な声で、びっくりしました。このお芝居に登場する役者さんの声のトーンがそれぞれちがっていて、それが合わさって聞こえてくるのが、とても心地いいです。
若い女優のナンシー(寺田みなみ)は、フランク(加藤健一)の言うように鈴の音が聞えてきそうで、若さっていいな~って思います。鏡の前でナンシーとジョージー(竹下景子)が並ぶシーンがあるんですが、キラキラした若い子と映るジョージーの気持ちがわかったりします(苦笑)
その後、ジョージーがラジオから流れてくる曲にあわせて一人で踊るシーンは好きだな~ 若い頃にフランクと踊ったのを思い出してるのかな? それをバーニー(山路和弘)に見られてしまったジョージーは、とても恥ずかしかったと思うけど、この時のバーニーの対応がよかったです。
ナンシーは、フランクの即興芝居の相手役をするのはとても大変で、それでもなんとか切り替えて舞台に出て行こうとするのはすごい!って思いました。それとバーニーの演出家としてのアドバイスはさすがですね。
このお芝居を観ていると、役者だけでなく、お芝居を創る人たち、その周囲にいる人たちの苦労と情熱をとても感じます。

カーテンコールはとても大きな拍手でした。そして加藤さんが「来年は2回、兵庫で公演ができるそうです。一つは「煙が目にしみる」で、もう一つは翻訳物の新作です」というのを聞いて、すごく嬉しかったです。
台風の影響が心配な兵庫公演だったけれど、無事に上演されて、観ることができて本当に良かったです。

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「喝采」京都公演感想 [公演感想]

喝采・京都公演.png

【感想】(ネタバレあります)
加藤健一事務所公演「喝采」を京都府民ホール・アルティで観てきました。
舞台からのパワーをとても感じて、お芝居の世界にすーっと入っていけました。
途中で舞台監督のラリー(林次樹)が照明を落とすシーンがあるんですが、落とす前と落とした後のフランク(加藤健一)の顔に当たる照明の変化がとてもきれいなことに初めて気づきました。
それとフランクがバーニー(山路和弘)にどうしてアルコール依存症になったかを打ち明けるシーンがあるんですが、フランクの言葉にリアリティがあって、信じてしまうバーニーの気持ちがわかりました。フランク自身もどこまでが真実でどこまでが嘘なのかわかってないのかも・・・ でも周囲の人は本当に大変だと思います。ジョージー(竹下景子)が“ここでそれを言って!”と思う時に限って、フランクは何も言ってくれないか、はぐらかしたりするから、落胆するジョージーの気持ちがわかります。
それでもジョージーがフランクが舞台に立っているのを観て、「今日は本当に素敵・・・」と言ってるのが、とても印象に残ってます。舞台でのフランクの姿は、客席の私たちには見えないけれど、フランクが楽屋から舞台に向う時の後ろ姿がめちゃカッコよかったです。今までの歩き方とは別人のようで・・・ それは初日の時から感じていたので、ここに書き留めておきます。
今回の舞台が成功したとしても、この先、フランクに不安要素がなくなるわけじゃないって感じます。それでもフランクと一緒に歩いていこうと決意するジョージーは輝いていて、素敵でした。

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「喝采」本多劇場千秋楽感想 [公演感想]

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【感想】(ネタバレあります)
加藤健一事務所公演「喝采」の本多劇場千秋楽を観てきました。とても楽しかったです。
ストーリーがどうなっていくかわからないハラハラ感は初めて観る時にしか味わえないけど、二回目はまたちがった感じ方をするんですよね。バーニー(山路和弘)が「同じ芝居を8回観た」という台詞にめちゃ共感します(笑)

初日はフランク(加藤健一)がお酒に逃げてしまいそうになると、あぁ・・・って残念な気持ちになったんだけど、今回、フランクが隠し持っているアルコール入りの咳止めシロップをジョージー(竹下景子)が取り上げようとした時、「これがないとだめなんだ・・・」っというフランクの言葉に、どうしようもない辛い気持ちを感じてしまいました。ものすごい不安とプレッシャーがかかっていて、それと必死で戦っているのが伝わってきました。

ジョージーは、とても頭のいい人だな~って思いました。フランクに対しては、切り札の言葉をここぞ!という時に使ってるし、周囲の人への配慮が行き届いてる。ポール(浅野雅博)が会話している時にあくびをしてしまう場面があるんだけど、ジョージーがかける言葉がやさしいし、舞台のハプニングで泣いて楽屋に帰ってきたナンシー(寺田みなみ)にかける言葉もやさしくて、相手を思い遣る人柄が出てるな~って感じます。そしてジョージーはやさしさだけじゃなくて、自立しようとする強い心を持っていて、素敵です。

バーニー(山路和弘)は、ジョージーに酷いことを言ったりするので、少し怖かったんですが、すべてはフランクのため、芝居を成功させたい一心からなんだな~って思えました。フランクはジョージーだけじゃなく、バーニーがいなかったら、舞台復帰はできていなかっただろうな~って思います。バーニーの演出家としての役者を見る目と忍耐力はすごいです。
舞台監督のラリー(林次樹)が役者のことを考えてバーニーに抗議するのも、脚本家のポールが何度も何度も台本を書き直すのも、“いい芝居を創るため”という目的に向って、それぞれの人が最大限の努力していることが伝わってきます。

私は数年前にこの戯曲を読んだことがあるんだけど、こんなに面白いお芝居だとは全然気づきませんでした。こんな素敵なお芝居を観ることができて、とっても楽しかったです。カーテンコールは感謝をこめて拍手を送っていたんですが、劇場全体がとてもいい空気に包まれてるって感じました。この感じは劇場でしか味わえないものですね。

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「喝采」初日公演感想2 [公演感想]

【感想】(ネタバレあります)
加藤健一事務所公演「喝采」の初日感想のつづきです。
フランク(加藤健一)は名優と言われた時期もあったけれど、今はアルコール依存症で台本の台詞もなかなか覚えられない状態。そして他人にはとても気を遣うから本音を言えない。本音を言ったり、弱味を見せることができるのは妻のジョージー(竹下景子)だけ。フランクは”逃げ道”を常に用意する人で、言動を聞いてると“この人が再起するのはむずかしんじゃないな~”ふと思ってしまいました。ただ演技に入りこむと、人が変わったようになってビックリ! ワンシーンの稽古をみただけで、“この人の舞台を観てみたい!”って思わせるような役者です。アルコールに逃げさえしなければ、舞台に復帰できると思うし、周りもそう期待して応援してるのに、そう簡単にはいかない・・・ いつ何時、ふらっといなくなってしまうんじゃないかって思って、ハラハラしました。

ジョージーを初めて観たとき、なんてかわいい人なんだろうって思いました。それにしっかりしてる。フランクがジョージに「俺の味方になってくれ」って頼むシーンがあるんですが、ジョージーは「私は誰の味方もしない。私は私の味方をするの」って言うんです。その言葉が印象的で、この人っていいな~って思いました。犠牲的じゃなくて自分の意志でフランクと一緒にいるし、常にフランクのために自分はどうしたらいいか?って考えてる頭のいい女性で、素敵です。

フランクはジョージーがいなくては舞台に立ち続けることはできないのに、演出家のバーニー(山路和弘)は、ジョージーをフランクから引き離そうとします。それがフランクのためだと思い込んでるせいだけど、公演先のボストンから帰れと言われたジョージーは、すごく可哀そうでした。それからまた急に「ボストンに残ってくれ!」と頼またりして・・・ 彼女は「勝手なことばかり言って!」って怒るんだけど、本当にそのとおり!って思いました。

ラストシーンも色んなことを感じましたが、それは千秋楽終わってから書きたいと思ってます。
このお芝居は深くて繊細だと思うので、観る度に感じることがちがうし、新しい発見があると思います。次に観る千秋楽はどんなことを感じるのかすごく楽しみです。

お芝居の中で、バーニーが「演劇とショービジネスはちがう」という台詞があるんですが、この言葉を聞いて、演劇ってその場限りの楽しさだけじゃなくて、大切なものに気付かせてくれたり、心を解放して泣いたり、笑ったりすることで、明日も頑張ろう!って思ったりするものだな~ってあらためて実感してます。観る人それぞれに感じることがちがうのも面白い。
私は何度も加藤さんのお芝居に助けてもらったし、影響を受けてきました。ブログタイトルそのままですが、加藤健一事務所のお芝居が大好きです!

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「喝采」公演初日感想 [公演感想]

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加藤健一事務所vol.99
「喝采」
作:クリフォード・オデッツ
訳:小田島恒志 小田島則子
演出:松本祐子
CAST:加藤健一 竹下景子 浅野雅博(文学座) 林次樹(Pカンパニー) 寺田みなみ
山路和弘(青年座) 大和田伸也

【あらすじ】
プロデューサーのクック(大和田伸也)と演出家のバーニー(山路和弘)、作家のアンガー(浅野雅博)、舞台監督のラリー(林次樹)は、陰鬱な表情で黙り込んでいた。初日を間近に控えた舞台の主演俳優が、突然いなくなってしまったのだ。その代役として、かつての名優フランク(加藤健一)に白羽の矢が立つ。彼は酒びたりで落ちぶれていたが、バーニーの熱烈な説得に負けて役を引き受け、長いブランクと酒の誘惑に苦悩しながらも、新人女優のナンシー(寺田みなみ)らと共に稽古に励む。妻ジョージー(竹下景子)も、献身的に夫を支える。地方公演の幕が開け、初日の劇評でナーバスになったフランクは、ジョージーともぶつかり自暴自棄になってしまう。そして白日の下に晒される、夫婦の過去と真実の姿。急接近するバーニーとジョージー。
ブロードウェイの初日は容赦なく迫る―――。(加藤健一事務所HPより)

【感想】
「喝采」の初日を本多劇場で観てきました。フランク(加藤健一)がもう一度舞台に立てるようになるのか? ボストン公演の初日で酷評された後、ブロードウェイの舞台に立てるようになるのか?と最後の最後までハラハラしながら観ていました。めちゃ緊張感のある舞台。
久々のシリアスなお芝居ですが、時々笑ったり、怒ったり、哀しかったり、共感したりして、とても面白かったです。
フランク(加藤健一)はアル中で、いつも「逃げ道」を用意しておくような人なので、とても舞台の主役は任せられないというクック(大和田伸也)の気持ちがわかる気がしました。それでも「フランクにこの役を!」というバーニー(山路和弘)の熱意はすごかったです。
このお芝居のラストシーンは舞台かな?って、勝手に想像したたんですが、楽屋だったんです。そこから舞台の様子を見るという設定で、それが新鮮でよかったです。
私は独身なので、夫婦の話がわかるかな?って思ったりもしてましたが、共感する台詞もあったし、このお芝居から「演劇への愛」も感じられて、とても好きなお芝居になりそうです。
見逃したら勿体ないと思う素敵なお芝居なので、一人でも多く方に観て感じてほしいな~と思ってます。少しでも興味のある方はぜひ本多劇場へ。(9月10日まで)
私は色んなことを感じて、それを書き留めておきたいと思ってるのですが、一杯ありすぎてまとまらないので、今日はこのあたりで。

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「誰も喋ってはならぬ!」公演千秋楽感想2 [公演感想]

【公演感想】(ネタバレあります)
加藤健一事務所公演「誰も喋ってはならぬ!」の感想のつづきです。
ミッシェル(加藤健一)が写真立てを置く場面のことは先日のブログに書きましたが、その写真立てはセバスチャン(中村龍介)がピエール(天宮良)を殴った時に床に落ちてしまってて、それをナタリー(島田歌穂)がちゃんと戻してるんです。その仕草に気付いた時、ナタリーは”家族を大切に思ってるんだな~”って感じました。ほんとにふとした仕草で気持ちが伝わってくるもんですね。ナタリーは最初に登場した時と最後の方では顔つきが全然ちがいます。最初は神経質で悲観的で暗い感じだったのが、ふっきれたかのように“意志”を持つ顔に変わっていてびっくりしました。

エルザ(加藤忍)は最初観た時、嫌な印象だったんだけど、ミッシェルとの関係をナタリーに話そう!と思って家を訪ねてくるけれど、ナタリーに言うのを一度は思いとどまってるってことに気付きました。それなのに、ミッシェル(加藤健一)が“話した”と勘違いして酷いことを言うもんだから、電話でナタリーに告白したんだろうな・・・って思うと、エルザの印象が変わってきました。

ピエール(天宮良)も最初の時は、親切で優しいけど、“なんてこと言うんだろう?”っていうところが一杯あって、嫌な奴って思ってたんだけど、セバスチャンのこともミッシェルのことも本気で心配してるんだ・・・って感じたから、この人もキライになれないな~って思いました。

パヴェル(渡辺徹)はその場の空気を全然読まないんだけど、セバスチャンがミッシェルに本音を告白する場面にいてくれて良かったな~って思います。この人がいると、重苦しい空気がほっと和らぐ感じ。お家はどうんな状態になったのか心配ですが・・・

配管工のレオ(新大久保鷹)は、今回は工事が失敗に終わったけど、エルザがナタリーに紹介したくらいだから、ホントは腕がいいのかな?って思いながら観てました。レオのインパクトは強烈で、登場するだけで可笑しかったです。

加藤健一事務所HPのバックステージレポに舞台写真がUPされていて、それを見ていると、色々と思い出します。ミッシェルが待望のレコードを見つけた時のウキウキした様子、それがどんどん追い詰められていって・・・ ラストでミッシェルがレコードを手から落とすところがあるんだけど、とっても絵になるシーンで印象に残ってます。また観たいな~ 再演があったらいいのにな~って思ってます。
素敵なお芝居を創ってみせてくれたキャストの皆様、スタッフの皆様、本当にありがとうございます。とっても楽しかったです。

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「誰も喋ってはならぬ!」公演千秋楽感想 [公演感想]

千秋楽.jpg

【感想】(ネタバレあります)
加藤健一事務所公演「誰も喋ってはならぬ!」の千秋楽を本多劇場で観てきました!
コメディだけど、何回観ても面白いし、飽きないお芝居です。そして意外なんだけど、感動しました!
初日の感想には、ミッシェル(加藤健一)の息子のセバスチャン(中村龍介)のことは敢えて書かなかったけれど、この親子関係がたった半日の間にどんどん変化していってビックリしました。ミッシェルとセバスチャンがお互いの本音を告白するシーンがすごく良かったです。
これまで、“父親に愛されてない”って思っていたセバスチャンだけど、この日に父親と心が通じ合って、本当に良かったです。ミッシェルがセバスチャンを抱きしめるシーンは気持ちがあったかくなります。何度観ても泣いてしまいました。
ミッシェルは、ナタリーには逃げられ、親友のピエール(天宮良)には裏切られ、家は配管工事の失敗で水びたし・・・ もう心はボロボロで一人ぼっちになってしまうミッシェルなんだけど、“セバスチャンは愛してくれてる”って感じられるから、救われます。

それにしてもミッシェルは、念願のレコードを手に入れたその日に、どうしてこんなことが起こるんだろうう?って思います。ナタリー(島田歌穂)は、どうしてこの日に自分の過去をミッシェルに告白する気になったんだろう?って思いながら観てました。ナタリーが告白したのは、ミッシェルとの関係をなんとかしたいって気持ちもあるけど、息子のセバスチャン(中村龍介)の将来のことを考えてかな?

初日に観たときは、ナタリーも愛人のエルザ(加藤忍)もとってもめんどくさい女性だな・・・って思ってましたが、今回はナタリーやエルザの気持ちもわかる気がしました。この時、ミッシェルにこういう風に言ってほしいんだろうな~って思うけど、ミッシェルは言わない人なんですよね。二人とも゛自分が愛されてる”って実感したいんだろうな~

ミッシェルはナタリーのことは愛してるのに、それが上手く伝わってないし、セバスチャンにはようやく伝わったけど、それまでは全然伝わってなかったりするから、゛愛してる”って上手く伝わらないものなんだなぁ~って思います。ナタリーが出て行ってしまった後、ミッシェルが家族の写真を見た後、それをポンと斜めに置く場面があるんだけど、ミッシェルの寂しさが伝わってきました。自業自得の結果なんだけど、かわいそう・・・

登場する人が自分勝手な言動や行動をするから、「こういう人って嫌だな~」って最初観た時は思いましたが、そういう行動に至るまでの一生懸命さがすごく伝わってきて、どの人も嫌いになれないな~って思いました。

“これからどうなるんだろう?”って想像してみたんですが、ナタリーはミッシェルとエルザの関係を知って、ピエールと出ていってしまうけれど、また戻ってくる気になるんじゃないかな~って思います。ミッシェルのことを愛しているし、ピエールとは上手くいきそうにないから・・・ 
ホント、色々なことを感じたり、考えたり、想像したりできるお芝居で、とっても面白いです。
他にも書きたいことはあるんですがまとまらないので、今回はこのあたりで・・・

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