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「誰も喋ってはならぬ!」公演初日感想 [公演感想]

「誰も喋ってはならぬ!」.jpg

加藤健一事務所vol.98
「誰も喋ってはならぬ!」
作:フロリアン・ゼレール
訳:中村まり子
演出:堤泰之
CAST:加藤健一 島田歌穂 天宮 良 加藤 忍 中村龍介 新大久保鷹 ・ 渡辺 徹
場所:本多劇場

【あらすじ】
フランスのとあるアパルトマンの一室。ある日、長年探し求めていた貴重なレコードを遂に手に入れたミッシェルは、大興奮のうちに帰宅する。 念願のレコードを堪能するという夢にまでみた一時に胸を弾ませ、早速ステレオのプレイボタンに指を掛けるミッシェルだったが、こんな時に限って次から次へと邪魔が入る。深刻な面持ちで「話があるの。」と詰め寄る妻のナタリーを何とかなだめすかし、再び腰を落ち着けようとするが、今度は工事に来ていた配管工のレオが、水漏れしてしまったと大騒ぎ。さらに離れて暮らす息子のセバスチャンは、妻に呼ばれて帰って来るなり常軌を逸した発言を繰り返し、水が漏れてきたとやって来た階下の住人パヴェルは、空気を読まずに居座る始末。ついには愛人のエルザまでもが「大事な話がある!」と押しかけて来る。よりによってどうしてこんな時に?? 僕は今それどころじゃないんだっ!!
やがて親友のピエールが現れ、事態は修羅場へと転じる!?
果してミッシェルに待ち受けていた結末とは・・・??(加藤健一事務所HPより)

【感想】
フランスのコメディは笑えそうなのに笑えなかったりして、ちょっと苦手意識があったんですが、このお芝居は変わっていて、すごく面白かったです。最後の最後まで、どうなるんだろう?って思ってました。それと観た後も色々と想像したり、考えてしまいます。観てる時も観た後も楽しめて、とってもいいお芝居だな~って思います。観ようかどうか迷っている方は、ぜひ本多劇場へ! おススメです。
以下、ネタバレあります。

客席に入ると、ミッシェル(加藤健一)のお家のセットがありました。これからどういうことが起こるんだろう?ってワクワクしながら開演を待ってました。
キャストインタビューの時、加藤さんの声の調子が良くなかったので、“大丈夫かな?”って思ってましたが、大丈夫そうで安心しました。ミッシェル(加藤健一)が念願のレコードを手に入れて登場した時、すごくうれしそう! 手に入れた過程を一生懸命に妻のナタリー(島田歌穂)に話しているのを聞いていると、自分が探していたものを見つけた時の感動を思い出しました。
ナタリーはレコードの話には興味はなくて、深刻な相談をしようとするんだけど、ミッシェルはレコードを聴きたくて仕方ないから表面的に話を聞いていて、その様子がなんか可笑しかったです。やっと聴けそうになると、また別の人が訪ねてきたり、電話がかかってきたりしてなかなか聴けなくて、最後には聴けるのかな?ってずっと思ってました。

ミッシェルの愛人エルザ(加藤忍)は、ナタリーとは幼い頃からの親友なんだけど、自分たちの関係をナタリーに告白したいと突然言い出すんだけど、それって、真実を打ち明けて、ナタリーに許しを請うて、自分がラクになりたいからじゃないかな?って思ってしまいました。打ち明けられたナタリーは、エルザを許す気持ちにならないだろうな~って思います。友情もこれまでって感じ・・・
このお芝居の中で、ミッシェルが「人間の本性について考えてるんだ・・・」って台詞があったけど、人間の本性って「自己中心的」ってことかな~って思いながら、お芝居を観ていました。エルザだけじゃなくて、登場する人がそれぞれ、みんな自分勝手なんですよね。私が、私が、私が・・・って感じで。

ミッシェルはどんどん窮地に追い込まれていくけど、「自業自得」だな~って思います。彼はエルザに対してとっても酷い男なんだけど、どこか憎めないところがあるんですよね。ナタリーやセバスチャンのことを愛してるっていうのはすごく伝わってきました。
ナタリーは最初の方の顔と最後の方の顔では、まったく違ってるのにビックリしました。
息子のセバスチャン(中村龍介)も最初と最後では全然ちがう面が見えて、これもビックリ! すごくいい場面もあって、その感想は千秋楽が終わってから書きたいと思っています。
パヴェル(渡辺徹)は不思議な人。空気を読まないからミッシェルはイライラさせられるけど、ふわっとした存在で、お芝居の緊張感を和らげてくれる人です。この人がポーランド人という設定は、観てるときはわからなかったけど、「人間の本性」と関わりがあって意味があるのかな~って思ったりもしています。
配管工のレオ(新大久保鷹)は、登場するだけど笑いを誘う人です。それにしても水がどこからか溢れてくるんじゃないか?って本気で思うほど、ハラハラしながら観てました。
お芝居のラスト近くに登場するピエール(天宮良)はミッシェルの友人だけど、めちゃ癖がある人。途中で死んでしまうのかな?ってハラハラしました。
もうみんな自分勝手だし、偽善的なんだけど、ラスト近くのミッシェルとお母さんの電話の会話はほっとしました。ラストの場面を観て感じたことは、千秋楽が無事に終わってから書きたいと思っています。

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